足関節捻挫

こんにちは、あんど整骨院田口山院です。

身体を動かすのに適した季節になると増えてくるのが外傷(けが)なのですが、中でも足関節捻挫での来院数が増加します。

足関節捻挫とは、足首を内側に捻ることで関節を支持している靭帯や関節包が損傷することです。一般的には外側の前距腓靭帯を痛めることが多く、程度によって3段階に分類することができます。

第1度

軽傷 靭帯のごく一部の断裂で、軽度の腫れと圧痛があります。不安定性はありません。

第2度

中等症 靭帯の断裂は不完全で不安定はほとんどないが、広範囲の腫れと圧痛がある。

第3度

重症 靭帯が完全に断裂し、強い腫れと圧痛あり、皮下出血や関節に不安定性がみられる。

来院されるのは比較的症状が強く出ている場合が多いのですが、軽度では日常生活の支障が少なく放置される事もあります。放置しますと後で痛みを残したり、足関節不安定症に進行する場合があります。

足関節不安定症とは、足関節捻挫後の治療が不十分だった結果、靭帯が弛緩し足関節に慢性的な不安定性が出る状態です。捻挫を繰り返したり歩行時の足首周囲の不安感の原因となります。症状が進むと関節軟骨の損傷や変形性足関節症になることもあり、結果として治療に長期間を要することになります。

では、足関節捻挫時に必要な処置とは?

一般的に応急処置が必要な場合にはRICE(安静・冷却・圧迫・挙上)処置を行い、腫れや痛みを抑えてダメージを最小限にとどめ、回復を早める手助けをします。

軽度の場合はRICE処置で症状が軽減しますが、足を引きずらなければ歩けない場合はテーピングなどの固定が必要な場合があります。また、自分では歩けない程痛みが強いと、重症(第3度、骨折等)の可能性があるので、整形外科での画像診断をお勧めする場合があります。

当院では、症状の把握してから適切な処置、予防からリコンディショニングを行い、日常生活から競技の復帰までをサポーター致します。一度ご相談ください。

 

 

 

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