夏の終わりに増える起立性調節障害
こんにちは! あんど整骨院田口山院院長の蔡です。
少しずつですが季節が進み、朝晩は過ごしやすい日も出てきました。
毎年、季節の変わり目のこの時期に、当院では起立性調節障害の症状を訴える患者様が増えます。
起立性調節障害の症状には朝の食欲不振、頭痛、立ちくらみ等々ありますが、症状が進むと朝に目が覚めても全身の倦怠感により起き上がることが困難になり、通勤通学に支障をきたす場合があります。
起立性調節障害は遺伝的な要素、精神的ストレス、思春期によるホルモンバランスの乱れ等により、自律神経に乱れが生じて血管が上手く収縮せず、脳への血流が低下することでおこります。特に第二次成長期(小学校高学年~中学生)に多く見られ、当院でもこの年齢層の問い合わせが増加しています。この時期は長期の休みで生活習慣が乱れやすい為、より自律神経に乱れが生じやすいではと考えられます。
改善のポイント
①水分補給 塩分補給
循環する血液量を増やすため水分塩分をしっかり取りましょう。
目安は水分1,5~2ℓ 塩分10g 朝食もしっかり取りましょう。
②規則正しい生活リズムに戻す
夜更かしや朝寝坊など不規則な生活は自律神経の乱れを助長します。
ゆっくりでよいので元の起床、就寝時間に戻していきましょう。
③ゆっくりと起き上がる
急に起き上がると症状が出やすくなります。
30秒程度かけてゆっくり起き上がる習慣をつけましょう。
④適度な運動
運動不足も自律神経の乱れを引き起こす要因になります。
また、運動不足は血液循環に必要な筋力の低下を招きます。
全く運動をしていない方なら、1日15~30分程度のウオーキングから始めるようにしましょう。
悪化すると生活(学校生活)にも支障をきたすようになります。
そのためにも軽症のうちにしっかりと対処していただく事が大切です。
当院では筋肉への施術(血流改善)、鍼灸治療(自律神経の乱れ改善)を行っております。一度ご相談ください。